なぜアニメのキャラクターは手袋をしているのか?

 マリオに、ミッキーマウス、ピノキオ、グーフィーなど、人気のアニメキャラクターはどれも、手袋をしていますよね。

 あなたの好きなキャラクターも、よくみると、手袋をしているのではないでしょうか?

 今回は、なぜアニメのキャラクターは手袋をしているのかを解き明かしていきましょう!



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1.手袋

 アニメのキャラクターが手袋をするようになったのには、様々な理由があります。

 昔、アニメは、全てが手描きで、何枚も何枚も同じような絵を描き、パラパラ漫画のようにしてキャラクターを動かしていました。

 そのため何度も書くキャラクターをシンプルに、簡略化することで、作業を効率化していきました。

2.ゴムホースと円のデザイン

(image..www.giantbomb.com)

 例えば、フィリックス・ザ・キャットというキャラクターは、最初はとても角張ったデザインでしたが、フィリックスの人気が出るにつれて、アニメーターのビル・ノランが、キャラクターのデザインに手を加えて、突き出した鼻や尻尾、角ばった足をやめて、全体的に小さく丸っこいデザインに変更しました。

 このデザインは、「ゴムホースと円のデザイン」と呼ばれている物で、キャラクターの腕をスパゲッティみたいに、そして丸みを帯びたデザインにすることで、短時間でキャラクターの体に肘や膝といった部分のリアリティを持たせることに成功しました。

 しかし、白黒フィルムの中で、キャラクターの黒い手が黒い体とかぶってしまうと、手の動きが見えにくくなってしまうという問題がでてきました。

3.ミッキーの誕生

 1927年のミッキー・マウスの短編映画『飛行機狂(プレーン・クレイジー)』では、ミッキーは、手も足も黒いため、体と同化して、手と足の動きが見えにくいのですが、1928年の『蒸気船ウィリー』では、ミッキーは靴を履くようになり、1929年になると、『ミッキーのオペラ見物』の中で、ミッキーは初めて手袋をしています。

 この真っ白な手袋のおかげで、白黒アニメの中でも、手や足がしっかりと映えるようになりました。



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4.手袋による効果

(image..www.weblio.jp)

 さらに手袋には、大きな意味があります。

 ウォルト・ディズニーは、この手袋について聞かれ、「ミッキーにネズミの手をつけたくなかったんだ。何故なら、ミッキーは人間っぽいキャラクターだからね。だから、ミッキーに人間の道具である手袋をつけることにしたんだ。」と答えています。

 つまり、あの手袋には、空想のキャラクターに、人間味をもたらす効果があったのです。

(image..the-artifice.com)

(image..joshuaorro.deviantart.com)

 そのため、ピノキオが人形だった時には手袋をしていますが、ピノキオが魔法で人間の男の子になると、手袋は消えてしまいます。

 実際に人間になれば、キャラクターに人間味を与えるための手袋が、必要なくなるからです。

まとめ

 当時のディズニーアニメの人間ではないキャラクターは、ほとんど手袋をはめていました。

 今では、アニメーションが進化したため、ゴムホースの法則でつくられるキャラクターが減り、手袋をつけることも、少なくなりました。

 まとめですが、手袋をつける理由は、描画の時間短縮と、白黒アニメの中でも、手や足にリアリティを持たせ、人間じゃないキャラクターに、人間味をもたらす効果があるためです。

 これで、アニメのキャラクターが手袋をしている理由がわかりましたが、彼らが何枚予備の手袋をストックしているのかはわかりませんね。

 彼らが、毎日手袋を洗濯していることを祈りましょう。

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