血も涙もない・・実は原作が怖いディズニー映画8選

 ディズニー映画といえば、元々が子ども向けだからなのか、主人公が困難を乗り越えてハッピーエンドを迎えるというのが定番ですよね。

 しかし、原作である物語には、“ちょっとした困難“で済まされないようなストーリーがあったり、ハッピーエンドではなかったりするものも少なくありません。

 今回は、そんな原作が怖いディズニー映画を8つご紹介します!



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8.ピノキオ

(image..fanpop.com)

 可愛らしくてお茶目なピノキオの映画ですが、実は原作には残酷な描写が多々あり、ピノキオ自身も一度死んでしまうと知っていましたか?

 ある日ジェペットじいさんは不思議な木を使ってピノキオを作りましたが、いたずらっ子なピノキオはすぐに家から逃げ出し、追いかけたジェペットじいさんは人形を虐めていると誤解され、牢屋に入れられてしまいます。

 ジェペットじいさんを放って家に戻ったピノキオに、コオロギのジミニーが“悪い子はロバになるぞ”と忠告しますが、ピノキオはハンマーを投げてジミニーを殺してしまいます。

 その後、戻ってきたジェペットじいさんの優しさに感動し心を入れ替えたピノキオは真面目になろうと決心しますが、悪いキツネとネコの誘惑に騙され、木に吊るされて殺されてしまうのです。

 物語はここで一度終わりましたが、あまりにも非難の声が多かったため、妖精によって助けられたピノキオの冒険が続編として出版されました。

7.人魚姫

(image..wordofthenerdonline.com)

 ディズニーのリトル・マーメイドは、アンデルセンの童話を元にしていますが、アンデルセン童話の人魚姫はとても悲しい結末を辿っています。

 王子様に恋をして人間になりたいと願った人魚姫は、足を手に入れるのと引き換えに舌を切られ(映画では声を失っただけ)、手に入れた足も、ナイフの上を歩いているかのように痛みを伴うものでした。

 そして、そうまでして人間になったにも関わらず、王子様はあっさり別の女性と結婚してしまうのです。

 王子様を殺してもとの姿に戻るか海に身を投げて自殺するかの選択を迫られた人魚姫は、一度は王子に短剣を向けるものの、結局王子様を殺すことができずに死を選び、海に身を投げて泡に姿を変えてしまいました。

 この物語は、“叶わぬ恋”の代名詞として知られています。

6.白雪姫

(image..fanpop.com)

 白雪姫の映画の元になったのはグリム童話ですが、そのグリム童話はさらに、ジャンバティスタ・バジーレの「若い奴隷」という小説を元にしたものです。

この小説の中では、白雪姫は妖精によって7歳で命を落とすよう呪いをかけられており、実際に7歳の時、母親に髪をクシで梳かしてもらっている最中にクシが頭に刺さって死んでしまいます。

 彼女は鍵をかけた七重のクリスタルの棺に納められ、鍵は弟に託されました。しかし何年も経ったある日、弟の妻が偶然鍵を手にして棺を開け、棺の中で美しい女性に成長していた白雪姫を発見します。

 夫の不貞を疑った彼女は怒り、白雪姫の髪をばっさり切って奴隷として働かせますが、事情を知った叔父に助け出され、お金持ちの男性と結婚して物語は幕を閉じます。

 映画とは全然違ったストーリーですよね。

5.眠れる森の美女

(image..disney.wikia.com)

 この映画の原作はジャンバティスタ・バジーレの「日と月とターリア」という小説で、主人公はターリアという少女です。

 ある日、王様が偶然眠ったきりのターリアを見つけ、あまりの美しさに思わず彼女の貞操を奪い、双子を身ごもらせてしまいます。ターリアは出産しても眠り続けていましたが、双子の片方が彼女の爪の間からトゲを吸い取る(呪いを解くようなもの)と、遂に目を覚ましました。

 王様とターリアのことを知り激怒した女王は、双子を殺し、スープにして王様に食べさせたり、ターリアのことも焼き殺そうとしますが、危機一髪のところで王様が双子とターリアを救い出し、逆に女王を焼き殺してしまいます。ターリアは非常に感謝し、眠っている間にされたことは水に流して王様と幸せに暮らしました。

 王子様ではなく王様とのハッピーエンドとは、なかなか生々しい物語ですよね。



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4.ヘラクレス

(image..fanpop.com)

 映画では愛する人間との暮らしを選んでハッピーエンドなディズニー版ヘラクレスですが、原作ではちょっと違った結末を迎えているんです。

 旅の途中、妻のデーイアネイラをネッソス(ケンタウロス)に犯されそうになったヘラクレスは、ネッソスを毒矢で殺します。ネッソスは死ぬ間際、デーイアネイラに「私の血は媚薬になるので、夫の愛が信じられなくなったら衣服をこの血に浸して着せなさい」と言い残しました。

 後にヘラクレスの不義を疑った妻は、実際にネッソスの血に浸した服をヘラクレスへ送りますが、それを着たヘラクレスの体にはたちまちネッソスを殺した毒がまわり、苦しみはじめます。そしてあまりの苦痛に耐えられなかった彼は、自らの体に火をつけさせ死を選んだのです。

 しかし、実は燃えたのは彼の体だけで、オリンピアへ戻った彼の魂は神として迎えられ、新しいお嫁さんを貰って、幸せに暮らしました。

 原作では、人間界のヘラクレスは死んでしまい、神の世界オリンピアでハッピーエンドを迎えるんですね。

3.ノートルダムの鐘

(image..disneymovieyear.wordpress.com)

 ノートルダムの鐘の原作小説は、フロロー判事とカジモト、そしてフィーバスの3人が美しい踊り子エスメラルダに惹かれ、フィーバスとエスメラルダが恋に落ちるという部分までは映画と同じです。

 しかし原作ではエスメラルダは結婚しており、フィーバスにも婚約者がいたため、不倫のような関係でした。それを知ったフロロー判事は怒り狂い、密会中のフィーバスを背後から刺し、エスメラルダにその罪を着せて処刑してしまいます。

 そしてエスメラルダを殺されて怒ったカジモトは、大聖堂の塔からフロロー判事を突き落とし、エスメラルダの遺体に寄り添って自分も死んでしまいます。

 一方、実はフィーバスは一命をとりとめており、婚約者と結婚して幸せに暮らしました。

 主人公のカジモトが死に、浮気をしていたフィーバスだけがハッピーエンドなんて、何となくやるせない物語ですよね。



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2.シンデレラ

(image..ci77950.wordpress.com)

 世界にはシンデレラに似た話が各地に残されていますが、グリム童話では、王子様の前でシンデレラの靴を履くために、いじわるな姉達の一人がつま先を切ったり踵を切ったりしたものの、血がついているのがバレてしまったというバイオレンスな展開になります。

 また、ジャンバティスタ・バジーレの「灰かぶり猫」という物語も有名ですが、その物語では、シンデレラ(ゼゾーラ)は女性の家庭教師にそそのかされて継母を殺し、家庭教師を新しい継母として迎えます。

 しかし、継母になった家庭教師と7人の連れ子が本性を現してゼゾーラをいじめるようになり、そこから私達の良く知るシンデレラのストーリーに繋がっていくのです。

 まさかあのシンデレラが人殺しなんて、びっくりですよね。

1.ポカホンタス

(image..fanpop.com)

 ポカホンタスは実在したネイティブアメリカンの少女とバージニア植民地を扱った作品ですが、ディズニー版の映画は、実際のポカホンタスの人生とはかなり違っているようです。

 映画ではすぐに恋に落ちるポカホンタスとジョン・スミスですが、実際には、彼らが出会った当時彼女は10歳で、恋愛とは程遠い関係だったようです。彼女は17歳の時白人の入植者に捕虜として捕らえられて妊娠させられ、ジョン・ロルフという白人の農夫へ嫁がされて一度はイギリスへ渡ります。

 その後、ジョンがバージニアでタバコ農場をしたいと言い、二人はバージニアへ戻ることにしますが、その船旅の途中でポカホンタスは謎の死を遂げるのです。死因は諸説ありますが、イギリス人たちがポカホンタスの部族を壊滅させようとしているということを伝えられるのを恐れた誰かにより、もしくは病身のポカホンタスに見切りをつけた夫により毒殺されたのではないかと囁かれています。

映画とは全く違い、あまり幸せとはいえない人生を送った女の子のようですね。

via..therichest.com, Wikipedia

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  1. 元は結構救えない話、違う結末の話をどうしてこんなにも無理に改変してハッピーエンドにするんだろう?
    どういう意図があってまずその本を手に取ったんだ…?何か隠れた政治思想でもあったのかな

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