自分の死を偽装した愚かな人々10選

 金銭関係や人間関係など、生きていれば色々な悩みやトラブルはつきものですが、「死んでしまう」というのは、それら全てのトラブルから抜け出せる、ある意味究極の選択かもしれません。

 世界では実際に、様々な悩みを一気に解消するために自分を死んだことにしてしまったという事例がいくつも報告されているんですよ。

 今回は、自らの死を偽装したものの、ツメが甘く計画が明らかになってしまった10人をご紹介します。



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10.生命保険がおりなかった男性

(image..Crossroads Today)

 1992年、パン屋のジェームズ・ラングさんは、自分の稼ぎが少ないせいで家族に苦しい思いをさせていると思い悩んだ末、家族を救うため、自分は死んだことにしようと決意しました。

 車を湖に沈め、自分の血であたりを汚して事故を偽装し、妻が約2千万円の保険金を手にするというのが彼のプランでした。しかし偽装から数ヶ月後、路上生活を送っていた彼は、事故があまりに疑わしかったので家族に保険金が支払われなかったという事実を知ります。なんと彼は、自分の血をつめた袋を車の後部座席に置き忘れていたのです。

 その後、今度は記憶喪失を装って警察に出頭しましたが、すぐに嘘はバレてしまいました。金銭の支払いが発生していなかったため罪には問われませんでしたが、家族の元に戻った彼は、また以前と同じ問題を抱えることになってしまいました。

9.自分のお葬式に出席した女性

(image..thecrimson.com)

 教会のコーラスグループに所属していた27歳のアリソン・マテラさんは、皆を傷つけるのが嫌で、実はグループを抜けたいのだと、なかなか言い出せずに悩んでいました。

 そして思いつめた彼女は、メンバーに「実は私は癌で、もう長くないの」と嘘をつきます。その後1年近くに渡り治療の状況を逐一報告していた彼女ですが、「ホスピスで最期を迎える」と言ってグループを抜けてからしばらくして、ホスピスの担当医を装いメンバーに電話をかけ、彼女が亡くなったと告げました。

 しかし、教会で彼女を悼む会が開催されると、そこには彼女に瓜二つの女性が。なんと、誰が来てくれたのか気になったマテラさんは、今度は自分の姉を装い、自ら悼む会に出席したのです。もちろん嘘はすぐにバレてしまいましたが、彼女はのちに「誰も傷つけずに教会を抜けるにはこの方法しかなかった」と語っています。

8.死んだはずなのに電話に出てしまった男性

(image..The Independent)

 2003年、イングランドに住んでいたアルフレッド・サンチェスさんとその妻が「いい事考えた!」と思いついたのは、ラクしてお金を稼げる方法でした。

 彼に約6千万円の生命保険をかけ、さらにローンでかなりの金額を借りてから南米に旅行へ行った二人。サンチェスさんはそこで亡くなったことにして、奥さんは、夫の死亡証明書を持ってイングランドへ帰国します。そしてまんまと保険金を入手し、ローンの返済義務も“本人死亡”として免除され、ほとぼりが冷めた頃に一家全員でオーストラリアへ移住しました。

 しかし2007年、友人の一人が、サンチェスさんのHMV社割カードを使用したことで逮捕され、警察署で彼へ電話してしまいます。サンチェスさんが電話に出てしまったことで、警察は彼の死を再調査するようになりました。

 サンチェスさんの死亡証明書から本人の指紋が出てきたことで生存が確実視され、2011年にオーストラリアで逮捕されたのちイングランドへ移送され、懲役5年を言い渡されました。



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7.兄に出くわした男性

(image..wired.com)

 オーストラリアに住んでいたハリー・ゴードンさんは、“お金はあるけれど退屈な人生に飽き飽きしていた”一人で、刺激を求めて色々なものに手を出した結果、いつしかお金にもマフィアとのいざこざにも行き詰まってしまいました。

 そこで2000年、彼はボートで海に漕ぎ出し、海難事故で死亡したと見せかけて、ニュージーランドで新しい生活を始めます。

 しかし数年後、新しい恋人と出かけたハイキングコースで、偶然自分の兄と出くわしてしまったのです。弟と話して事実を知った兄は、オーストラリアに戻ってからゴードンさんの奥さんに真実を打ち明け、警察に行くよう勧めます。結局、奥さんからの申し立てを受けた警察により調査が行われ、彼は15ヶ月の懲役判決を受けました。

 ただ、出所後には自伝を出版してベストセラー作家になり、そして当時の恋人とも結婚できたというのだから、偽装工作がバレたにもかかわらず幸せになれた数少ない例と言えるかもしれません。

6.殺人犯に間違われた男性

(image..BBC)

 イギリス議会の有力な政治家であったジョン・ストーンハウスさんは、長年秘書と愛人関係にありましたが、なかなか妻と離婚できずに悩んでいました。

 そしてついに、1974年のある日、ビーチで溺れて死んだと見せかけ、愛人を連れてオーストラリアに渡り、新しい名前で生活を始めます。有名人だった彼の失踪は様々な憶測を呼びましたが、どの説も推測の域を出るものではなく、最終的に彼の死亡宣言がなされました。

 しかしわずか一ヶ月後、彼の消息は思わぬ所から知れ渡ることになります。なんと、まったく別の事件で指名手配中の殺人犯と間違われて職務質問を受けたことがきっかけで、彼が生きていたことが発覚してしまったのです。その結果、ストーンハウスさんは7年の懲役判決を受けることになりました。

5.勘違いで逃げ続けていた男性

(image..businessinsider.com)

 1989年、フロリダに住むベニー・ウィントさんは、自分はドラッグ使用の罪で警察に追われていると思い込み、元妻と4歳の娘、当時のフィアンセにも内緒で、ビーチで溺れて死んだように見せかけました。

 彼の企みはうまくいき、警察に追われることもなく、フロリダからほど近いアラバマ州やノースカロライナ州で新しい人生を歩んでいましたが、20年後のある日、交通違反で捕まったことから偽名が発覚。ついに彼は自分の本名と、20年間逃げ回っていたことを明かしました。

 しかし、彼の話を聞いて驚いたのは警察です。なぜなら20年前、ドラッグの罪で彼を追っていたという事実はなかったのです。結局彼の罪は、無免許運転と偽名を騙ったことだけだったというのだから、皮肉なものですよね。



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4.家族が恋しくなった男性

(image..faustineseth.wordpress.com and aha.com)

 1987年、シンガポールでレンタカー事業を営んでいたガンダルバン・スブラマニアムさんは、事業で多額の負債を抱えてしまい、その負債逃れと約3千万円の保険金のため、自らを旅行先のスリランカで紛争に巻き込まれて死亡したことにしようと決めました。

 無事に死亡証明書も手に入れて、スリランカで新しい人生を始めた彼でしたが、シンガポールに残した家族が恋しくなり、偽名を使って奥さんとスリランカで二度目の結婚をします。その後も奥さんは頻繁にスリランカを訪れ、2年後には子どもも生まれるなど、彼らの人生は順調に進んでいました。

 しかし20年後の2007年、偽のパスポートを使ってシンガポールに入国しようとした際に空港で逮捕され、3年の懲役を受けてしまいました。夫婦はその後離婚してしまったそうです。

3.行き先を残してしまった男性

(image..NBC Chicago)

 マーカス・シュレンカーさんは3つの会社を経営するフィナンシャルアドバイザーで、高級車や自家用飛行機などに囲まれて、奥さんや子ども達と裕福な暮らしを送っていました。

 ところが2008年12月、他社から訴えられたり、奥さんに不倫がバレてしまったりと、立て続けにトラブルに見舞われた彼は、自らの“死”をもって、それらのトラブルから逃げ出そうと計画を立てます。

 ある日、自家用飛行機で飛び立ったシュレンカーさんは、コックピットから救難連絡を発し、パラシュートで地上へ飛び降りました。当然操縦士を失った飛行機は墜落し、彼は事故で亡くなったかに思われました。

 しかし、入念な調査が行われると、機内から、フロリダまでの行き方を調べた形跡が見つかり、わずか2日後、シュレンカーさんはフロリダのキャンプ地で発見されました。結局彼は、死を偽装した詐欺行為により10年、飛行機投棄を含めたその他の罪で4年の懲役判決を受ける羽目になりました。

2.妻の新しい恋人として舞い戻った男性

(image..todayifoundout.com)

 性犯罪を犯したクレイトン・ダニエルさんは、30日間の実刑と性犯罪者リストへの登録から免れるために、奥さんの協力を得て死を装うことに決めました。二人は墓地から老年女性の死体を掘り起こして彼の洋服を着せると、事故に見せかけて車ごと崖から落とし、死体を激しく燃やして彼の死を偽装したのです。

 晴れて別の人生を歩めるようになったダニエルさんですが、なんと、髪を染めて口髭を生やすと元の家に戻り、4歳の息子や周囲の人には奥さんの新しい恋人のジェイクだと自己紹介して生活し始めました。

 もともとブレーキ痕がなかったことなどから事故に不審感を抱いていた警察は、すぐに自宅へ赴いて二人を逮捕。結局、ダニエルさんは30日の実刑を逃れようとして30年、そして奥さんにも20年の懲役が言い渡されました。



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1.本当に死を選ぶことになった男性

(image..richmondstandard.com)

 2008年、当時40歳だったアリ・スクワイアさんは、自身にかけられた約5億円の保険金目当てで、死を装うことにしました。

 仕事で知り合った“比較的自分に顔立ちが似ている”20歳のジャスティン・ニューマンさんを自宅に呼び出した彼は、事故を装って青年を殺してしまいます。そして、洋服や身分証、財布などを入れ替えて、彼の遺体に火を付けて、自らが死んだのだと周りに思い込ませました。

 その後ミズーリに移ってジャスティン・ニューマンとして暮らそうとした彼ですが、すぐに本物のジャスティンさんの母親が捜索願を出したことで警察が動きだします。

 ジャスティンさんの車を使っていたスクワイアさんは、事件からわずか10日足らずで見つかってしまいましたが、警察がホテルの部屋に踏み込む直前、自分の頭を銃で撃ち抜いて自殺してしまいました。

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