人間の環境に体を適応させた生物8選

 人類の発展による、急激な工業化は、環境に多大なる影響を及ぼし、多くの動物たちが悪化する環境に対応できず絶滅していきました。

 そんな中、この環境に体を適応させた動物たちが、世界中で多く発見されています。

 今回はそうした影響の変化に、体の適応させた生物を8種ご紹介します。



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8.牙が小さくなったゾウ

(image..awf.org)

 世界中で、過去100年以上にわたり象牙の法規制がされてきたにもかかわらず、密猟者によって象の生息数は、年々減少の傾向にあります。こうした脅威から身を守るため、成長しない牙を持つ象が、突然変異として現れるようになりました。

 1969年にはザンビアに生息する象の10.5%が牙の小さい突然変異種だったのに対し、1989年には、こうした小さい牙をもつ突然変異種の割合は38.2%にまで増加しました。

こうした変化で密猟者に目をつけられないようにすることで、生存率を高めていると考えられています。

7.サイズが縮小し早熟化がみられるセイヨウダラ

(image..listverse.com)

 セイヨウダラは漁獲制限が行われる前まで、最も乱獲されてきた魚の一種で、その経緯から繁殖時期に変化が見られるようになりました。

 味の関係から、漁師は、ある程度成熟したセイヨウダラのみを捕獲し、成長しきっていないものは海に返していましたが、成熟して人間に食べられる前に、子孫を残すために、セイヨウダラの繁殖期間が以前は6歳だったものが、全体の16%5歳に繁殖を行うようになったのです。

6.厚い外骨格と高い毒耐性をもつトコジラミ

(image..listverse.com)

 人類が、トコジラミに対して殺虫剤で対処できていたのですが、2013年の研究でトコジラミが、ピレスロイド系の殺虫剤に対する耐性を獲得していることが明らかになりました。

 分析を進めると、トコジラミの外殻によって、殺虫剤の毒性を防ぎ、体内に侵入しないように阻害しているのだそうです。

 また殺虫剤を使えば使うほど、より強い殺虫剤耐性を持つタフな生き物に進化していくといいます。

5.毒の耐性をもつネズミ

(image…bbc.com)

 これまで、ネズミ駆除にはワルファリンという薬品が世界中で使われてきました。しかし、新しく現れたクマネズミは、薬品にたいして高い耐性を持つものへと進化しているのです。

 これらのネズミは、突然変異によるもので、薬品耐性の他にも、猫並み(50cmほど)に成長しているネズミまで発見されています。

こうした適応と新たな薬品の開発は日々イタチごっこであり、完全なる駆除への道のりは長くなりそうです。



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4.小さくなったチベット雪蓮

(image..news.nationalgeographic.com)

 チベット地方に生息する雪蓮は「人為的矮化」と呼ばれる変化を起こしました。

 これは、植物があまり背丈を高くならないように低いまま成長するというもので、人間に摘み取る傾向にあるので、小さいままで生き残ることを選び、その高さは過去1世紀に約10cm以上縮んだとみられています。

3.汚染耐性をつけた魚

(image..commons.wikimedia.org)

 アメリカのハドソン川は、世界有数の汚染された川です。そんな場所で生息する魚の一種であるアトランティックトムコッド(小型のタラ)は、急速に川の汚染への適応を進めました。

 ハドソン川は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)という物質の汚染がひどかったのですが、トランティックトムコッドは、このPCBに適応したのです。

 企業は、ハドソン川の環境改善に努めてはいますが、汚染された川への適応を遂げてしまった魚にとっては、さらなる環境変化となってしまい、すぐに解決できる問題ではないようです。

2.川へ早期回帰するカラフトマス

(image..commons.wikimedia.org)

 人間の生活の影響は川や海へも大きく、カラフトマスも例外ではありません。サケやマスは夏の暑くなると死亡してしまうため、その前に、川へ遡上を始めますが、例年の異常気象により、通常より早期に川へ遡上する個体へと変化していったのです。

 例年の異常気象も、もちろん人間の生活が環境への影響が大きいことが要因の一つです。



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1.色が変化したモリフクロウ

(image..news.bbc.co.uk)

 モリフクロウの羽毛の色は遺伝的性質が強く、すぐに子孫に受け継がれやすいということが最近の研究で判明しています

 温暖化による影響によってこれまでモリフクロウの多数はグレーの羽毛でしたが、茶色へと変化を始めているそうです。

 冬の間、景色に溶け込むことができ、グレーの方が生存率は高かったものが、温暖化による影響で冬の期間が短くなると、茶色の個体の生存率が高かったため、茶色の羽毛を持つモリフクロウの増加を引き起こしました。

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  1. 象の牙が小さく成ったのは密漁者が牙の大きい象を殺した為に
    遺伝子を残せたのは牙の小さな象だった。

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