氷河が全て溶けたら起こること8選

 地球温暖化は、世界的な会議の議題にもなっており、もはや目を背けることのできない段階だと言われています。環境省のパンフレットによると、132年間で世界の平均気温は0.85℃上昇し、2016年は観測史上最も暑い年になったそうです。

 温暖化に関しては、氷河の減少と、それに伴う海面水位の上昇が話題になることが多く、1993年から2010年の間では、1年あたり約3.2mm上昇していることが分かっています。

 しかし、氷河がとけてしまったら、海面水位の上昇だけが起こるわけではありません。地球の自転への影響や、私たちの命に関わる大問題も起こり得るのです。

 今回は、氷河が全てとけたら起こるかもしれないことを8つ、ご紹介します。



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1. 冷凍されていた死体が現れ始める

(image..youtube.com)

 極寒の環境は、人間の死体を保存するにはうってつけです。そのいい例として、ヒマラヤ山脈が挙げられます。ヒマラヤでは、登山中に亡くなった人の死体が、今日まで完璧に保存されているそうです。

 その氷河が溶けてしまったら、氷の中から死体が 姿を見せるでしょう。また冷凍保存されていた死体の中には、何百年も昔に死んだ人も含まれています。ペストや炭疽菌などの、死に至る病気が蔓延していた頃の死体は、いまだにその病原菌を保有しているかもしれないのです。

2. ロンドンとヴェネツィアに加え、ヨーロッパの多くの都市も沈んでしまう

(image..ibitimes.co.uk and businessinsider.com)

 ヴェネツィアは水の都として有名で少しずつアドリアナ海に侵食されています。もし氷河が溶け出したら、海に沈んでしまうことになるでしょう。

 ヨーロッパの中で、海面上昇により沈むことになるのは、ヴェネツィアだけではありません。実際、ロンドンも海に沈んでしまうでしょうし、オランダの国土全てや、デンマーク等の国土の大半も地図から消えることになるでしょう。そうなると何百万人もの人々が家を失うことになると予想されます。

3. 北極に住む動物たちは死んでしまう

(image..quarkexpeditions.com and cbc.ca)

 氷があるおかげで生態系全体が繁栄していることも忘れてはなりません。ホッキョクグマやセイウチなどの動物は、生きるために北極の氷が必要なのです。氷河がとけてしまったら、生態系にも大きな影響があるでしょう。

 現在は北極の食物連鎖の頂点であるホッキョクグマですが、氷のない海では生きていけないでしょう。ホッキョクグマがいなくなったら、クジラが北極海の王者となると考えられます。セイウチは、一見、海でも暮らしていけそうですが、氷の上で子育てをするので、個体数に影響が出ると予想されます。多くの動物は絶滅してしまい、絶滅を逃れられた他の動物たちも、今よりも危険な環境で生活することを余儀なくされ、個体数がかなり減ってしまうのではないでしょうか。

4. 地球の気温が上昇する

(image..nrdc.org and businessinsider.com)

 もし氷河がとけてしまったら、地球の気温は今よりもずっと上昇すると考えられます。スキーやスノーボードに出かけて日焼けしたことのある方ならご存知かと思いますが、雪や氷は、土や草地等よりもずっと太陽光を反射します。このように、雪や氷が太陽の光を反射することをアルベドと言います。南極や北極の氷は、ゲレンデよりずっと大規模なアルベドを行っているのです。

 現在は、氷河によって多くの太陽光が反射されているので、地球の気温上昇が抑えられています。しかし、氷がとけて水になってしまったら、海が全体的に太陽の熱によって暖められるので、地球の温度が上昇するでしょう。

5. 天候循環が完全にめちゃくちゃになる

(image..thesouthafrican.com and trbimg.com)

 氷河がとけたら、日々の天候もめちゃくちゃになってしまうでしょう。世界各地で作られている農作物の出来は、天候に大きく左右されますから、日々の天候は、私たちの生死にかかわる問題と言えます。

 氷がとけて北極の気温が上がると、ジェット気流が多大な影響を受けます。ジェット気流とは、寒帯と亜熱帯を蛇行しながら地球を取り巻いて吹いている偏西風の事です。この気流が、嵐や、日本の梅雨などの自然気象を生み出しています。よって、もし氷河がとけたら、冬に吹雪く期間や夏に強烈な暑さになる期間が長く続くと予想され、その結果、各地で深刻な干ばつに見舞われることになるでしょう。



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6. 新航路が出来る

(image..worldmaritimenews.com)

 氷河がとけたら起こり得る数少ない良いこととして、大西洋と太平洋をつなぐ新たな航路が出来ることが挙げられます。新航路は世界貿易にとって利益になると思われますが、天災等が同時に起きている混乱の中、新航路の新設が重要視されるかは疑問です。

 現在、開放水域を航行するには、比較的気温が高い時期に、あらかじめ決められたルートで氷床を横切るか、より大きな砕氷船を使わなければなりません。もし氷河が無くなれば、どんな季節でも、砕氷船を使うこと無く航行出来るようになります。しかし、実際問題として、航行出来るようになる前には、国際海事機関が、新しい生態系下での航行の規則を草案するという大事業を行う必要があります。

7. 一日の長さが僅かに伸びる

(image..nationalgeographic.com and cheatsheet.com)

 海面上昇や天災等は目に見えて分かりますが、氷河溶解が1日の長さにもたらす影響に気づく人は、まずいないでしょう。

 ウィスコンシン大学グリーン・ベイの科学者であるスティーブン・ダッチさんに拠ると、もし北極と南極の氷がとけてしまったら、一日の長さが3分2秒長くなるそうです。1日の長さが3分2秒伸びたとしても、私たちの生活に何ら大きな影響は無いと思いますが、それでも、1日の長さが変わってしまうなんてビックリですよね。1日が長くなる理由は、氷からとけ出た水が地球全体に広がると、地球の慣性能率に影響を及ぼし、自転の速さがほんの少し遅くなるからなんだそうです。



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8. ヨーロッパが新しい北極になる

(image..npmarathon.com and youtube.com)

 北極の定義をご存知でしょうか。地理学上の北極は、地球の自転軸上の北端の事を言います。しかし、近年、地球の北極点は僅かに東に移動し始めていると言います。俄かには信じがたいことですが、これは実際に科学者によって観測されていることで、気候変動がその原因だと推測されています。

 北極にある氷河がとけてしまったら、地球の自転軸にも影響があるそうです。惑星上にあった巨大な氷の塊がとけて水になってしまったら、元々重い氷の塊があった方に自転軸が移動すると考えられています。よって、研究者が計算したところに拠ると、氷河がとけたら、現在のヨーロッパが新しい北極点になると言われています。

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  1. え? 最近の研究発表で、氷河は逆に増えていると報告されたばかりだろうが(笑)

  2. >え? 最近の研究発表で、氷河は逆に増えていると報告されたばかりだろうが(笑)

    ↑新しい報告の方が正しい、過去のものが間違っている、という保証はどこにもないんだよw

  3. 氷溶けても海の水は増えない
    ほんまデッカの先生たちが言ってた

  4. IPCCの第四次報告では、南極大陸の氷は増えていると報告されている
    第一次報告で地球温暖化が懸念されたが、それは間違いであった事が証明され、アル・ゴア元副大統領による映画「不都合な真実」も内容が嘘だらけだともう世界では周知の事実となっている
    イギリスでは上映禁止になっている

    そもそも北極の氷は溶けても、アルキメデスの原理があるので水位は上がらない

    南極大陸の氷については、融点つまり0度以上になるまでは一切溶けません
    南極は-40℃なので、例え温度が10℃上がって-30℃になったとしても氷というものは溶ける事はありません
    小学生の頃に習う基本知識です

    そして気温が上がると、氷は溶けないが南極大陸付近の水蒸気量が増えるので、逆に氷は増えるのです
    南極の氷というのは地面から生えてくるのではなく、雪として降り積もってそれが徐々に海水面に触れて溶けて、それがまた周囲の水蒸気となって雪になって降る、という循環を繰り返しているので、地球の温度が上昇すれば南極の氷の量が増える、というのは当然の事です

    そしてIPCCの報告によれば、100年後にようやく海水面が30cmだけ上昇するという計算なので、これは潮の満ち引きの誤差レベル程度なので気にする必要はほとんどありません

    上のコメントで、新しい報告の方が正しい保証はないと言っているが、そもそも新しい報告というのは過去の報告とは真逆の内容で、過去の報告が間違っていました、という内容の報告です

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