もし地球の大きさが2倍になったら?

 地球は太陽系の中でも、生命居住可能領域と呼ばれる空間に住んでいます。

 ここは暑すぎて地球全体の水が蒸発することも、寒すぎて凍りついてしまうこともありません。

 まさに奇跡的な距離感ですが、この地球の大きさが突然2倍になったとしましょう。

 すると様々な問題が起こります。

 今日はそんな地球の大きさが2倍になると起こることを解き明かしていきましょう。



    スポンサードリンク

・重力も2倍に

 まずはじめに、地球の大きさが2倍になると、質量は8倍になるので、重力は約2倍になります。

 重力が2倍ということは単純に、私たちの体重も2倍になるということです。

 女性の悲鳴が聞こえてきそうですが、全員2倍なので我慢しましょう。

 すると、歩くのも大変になり、かなり疲れやすくなります。

 例えると、1日中自分自身をおんぶして行動している感覚になります。

 肺が重力の増加に対して拡大しないので、呼吸もしづらく、とても疲れますが、なんとかやっていけるでしょう。

 次第に、人間の骨、特に足の骨はこの重さに耐えるために太く強くなっていきます。

・災害がおこる

 そして木も強い重力のために、崩れ落ち、新しく背の低く、太い木が育つようになります。

 また家やビルにも2倍の負荷がかかるため倒壊し、飛行機やダム、電力網が機能しなくなることで、世界規模での停電や洪水につながります。

 唯一、人間の介入が少ない、山と森に住む人々は、特に何の問題もなく生活ができるかもしれません。

 そして問題なのは、地球が2倍になることで、より暑くなることです。

 地殻に不安定要素が多く存在すれば、熱が表面に達する確率も高まり、その分、噴火も増えることになります。

 そのため、世界のいたるところで噴火が起こるようになるでしょう。



スポンサードリンク

・地球と月の距離感

 かなり終末感漂う地球ですが、地球外にも目を向けてみましょう。

 地球が大きくなると、衛星である月にも影響が及びます。

 今の2倍の力で、月を引っ張ろうとするので、月が衝突するのではないかと怖くなりますが、実はそんな心配はいりません。

 月は今でも、毎年約4cmずつ遠ざかっています。

 仮に重力が2倍になって、月が近づいてきたとしても、地球には、ロッシュ限界という、大きな星(例:地球)に小さな天体(例:月)が近づける限界の距離があります。

 地球のロッシュ限界は、約1万9千㎞になるので、どれだけ、地球に引っ張られて月が向かってきても、約19,000 kmくらいで月がバラバラになります。

 つまり、2倍の大きさになった地球の何十億年後には、地球の周りに、土星のように、粉々になった月のリングができているかもしれません。

 地球が2倍になったことで、地球内ではとんでもないことが起こっていますが、もし、初めから地球の大きさが今の2倍だったら・・もしかして普通のこととして受け入れられるのかもしれませんね。

スポンサードリンク

コメント