過去20年で出版された傑作海外小説5選

皆さんは、海外小説に興味はありますか?

読書好きな人でも、日本作家に比べ、外国作家の作品に手を出すのは少しハードルが高いですよね。

今回は、ここ20年間で出版されて海外で高い評価を受けた作品のうち、日本でも邦訳本か映画のDVDが手に入る作品を5冊ご紹介します。

外国文学が好きな方も、外国文学初心者の方も、興味があれば是非チャレンジしてみてください!



    スポンサードリンク

5.ファイトクラブ/チャック・パラニューク(1996年)

 

半ば強迫観念に駆られるように贅沢品に囲まれた”完璧な”生活をしながらも、不眠症に苦しむ会社員「僕」。

しかしその空虚な生活が、自宅の爆発事故や、タイラーという男との出会いで一変します。

痛みを確かめ、生を実感するために殴り合う2人のもとに男達が集いだし、秘密組織ファイト・クラブが結成されましたが、先鋭化した組織はテロ志向に転がりだすのです――

消費文明社会を風刺した、日米問わずとても熱狂的ファンの多い作品です。

1990年には映画化もされていますが、この映画もオススメですよ!

日本では2015年に、読みやすい日本語になった新訳が出版されています。

4.ウィー・ドント・リヴ・ヒア・エニーモア/アンドレ・デビュース(2004年)

 

エディスと夫のハンク、そしてハンクの同僚ジャックと妻テリーは、一見どこにでもいるような平凡な2組の夫婦。

しかし、満たされない思いを抱えたエディスがジャックを誘惑したのを発端にW不倫が始まり、2つの家庭は崩壊の一途を辿っていきます――

作者のデビュースは20世紀最高の短編作家だと言われており、本作も3つの短編が絡み合ったストーリーになっています。

邦訳の小説は出ていませんが、この作品を原作にした映画「夫以外の選択肢」のDVDは日本でも手に入りますよ。

3.ザ・ロード/コーマック・マッカーシー(2006年)

 

地球が何らかの大災害に見舞われてから10年後、人間以外のほとんどの動植物は絶滅し、文明を失くした人類のほとんどが人喰い部族になった終末世界。

分厚い雲に隠れた太陽からの日が届かず極寒の中、暖かい場所を求めて道を南下する父子は、様々な危険や恐怖に耐えながら、倫理観や信念を捨てずに進み続けます――

”悲痛”で”心が打ち砕かれる”と評されたこの作品はピューリッツァー賞を受賞しており、2008年には邦訳出版、2009年には映画化もされています。



スポンサードリンク

2.オスカー・ワオの短く凄まじい人生/ジュノ・ディアス(2007年)

 

ドミニカ系アメリカ人オタクの青年オスカーの悩みは、女の子に全然モテないこと。

そんな彼が祖国ドミニカで、どうやらモテないのは自分の一族にかけられたカリブの呪いらしいということを知り、“呪い”にかかった自分の一族の悲劇の歴史と、独裁者トルヒーヨによる恐怖政治の歴史を紐解いていきます――

饒舌に語られるゲームやアニメについての豊富な知識、ふんだんに使われるスペイン語、オタクっぽいノリの語り口など、とにかくパワフルな作品で、全米批評家協会賞を受賞し、2011年には邦訳が出版されました。

1.煙の樹(エクス・リブリス)/デニス・ジョンソン(2007年)

 

1963年、ケネディ大統領暗殺を伝えるラジオで幕を開けるこの物語は、その後全面戦争に突入するベトナム戦争とそれにより狂っていく幾つもの人生を、サンズ大佐を中心に、複数の人物の視点から描いています。

二重スパイは誰なのか?どれが本当の情報なのか?大佐が画策する情報戦「煙の樹」とは一体何なのか?人々は救済されるのか?――

600ページを超える骨太な大作ですが、わけも分からぬままに戦争という大きすぎる渦に飲み込まれていく人々の様を見事に描いた傑作で、2010年に邦訳が出版されています。

via..listverse.com, Wikipedia

スポンサードリンク

コメント