世界を終わらせるかもしれない活火山6選

 9月1日は、防災の日でした。学校や職場で避難訓練をした方や、家の非常持ち出し袋の点検をした方も多いのではないでしょうか。

 避難訓練で想定するのは主に地震や火事ですよね。地域によっては津波や台風に備えている方もいるでしょうが、火山の噴火も忘れてはいけません。

 気象庁HPに拠ると現在の日本の活火山数は111、内閣府のHPに拠ると世界の活火山数は約1500だそうです。活火山である以上、噴火する可能性がありますし、活火山の中には、噴火したら大地震以上の大災害をもたらすであろう物も存在しています。

 今回はそんな、世界を終わらせる大規模災害を引き起こすかもしれない活火山を6つ、ご紹介します。



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6. ヴェスヴィオ火山-ナポリ湾岸, イタリア

(image..flickr.com)

 ヴェスヴィオ火山は、紀元79年にその火砕流でローマの古代都市ポンペイを埋没させた大規模噴火から、現在までに、大・小規模合わせて約30回噴火しています。直近では、第二次世界大戦中の1944年3月に噴火し、1週間以上にわたって溶岩が流れ続け、26人の死者を出しました。

 1944年以来噴火は起こっていませんが、安心はできません。テレグラフ紙に拠ると、2013年の専門家会議で、東京大学地震研究所教授の中田節也教授は、間もなく次の噴火が起こるかもしれないと述べたそうです。次の噴火は、時速160kmに近いスピードで噴石が飛んできて、有毒な火山ガスも放出されます。ナポリ大学の火山学者クラウディオ・スカルパティさんは、噴火が起きたら60万人が犠牲になるかもしれないと述べています。

5. 富士山 – 本州, 日本

(image..commons.wikimedia.org)

 今更言うまでもないですが、日本の象徴とも言える富士山は、首都東京から約150km離れた所に、山梨県と静岡県に跨ってそびえ立っています。実は富士山も活火山であり、気象庁も富士山の噴火警戒レベルのパンフレットを作成し、注意喚起を行っています。現在は噴火警戒レベル1(活火山であることに留意・火山活動は静穏)が続いていますが、だからと言って安心はできません。実際、2014年9月の御岳山噴火も、噴火直前まで警戒レベル1だったそうです。

 2014年にフランスのグノーブル地学研究所のフローレント・ブレンギアーさん率いる日仏の研究者チームが、富士山は、2011年に起きたマグニチュード9.0の東北沖地震以降、巨大な重圧下にあるという報告書を発表したそうです。フローレントさんは、いつ、どんな規模の噴火が起こるかは予測できないとしつつも、富士山の近くで地震が起こったら、噴火のリスクが一層高まるであろうと述べています。

 実際、富士山の直近の噴火である1707年12月の宝永大噴火も、マグニチュード8.6と推定される宝永地震の49日後に起きています。その際は、現在の東京に当たる地域にも火山灰が降ったと言われています。

4. カトラ火山 – アイスランド

(image..flickr.com)

 アイスランドと言えば、オーロラで有名ですよね。寒いイメージがあるので、マグマとは無縁のように思えますが、実は北海道と四国を合わせたくらいの国土に、休火山も含めて約130もの火山があります。2010年に、その1つである、エイヤフィヤトラヨークトルが噴火し、この噴火で大量の噴煙が生じ、多くのフライトがキャンセルされる事態になりました。

 またエイヤフィヤトラヨークトルから約27kmの所には、カトラ火山があります。実際、カトラ火山が噴火すると氷河を溶かし、洪水を引き起こしてしまうと考えられています。

 そんなカトラ山は50~100年周期で噴火していますが、1918年以降、大規模な噴火は起こっていません。2016年頃からカトラ火山周辺で地震が頻発しており、今年に入ってからは、旅行代理店等も注意喚起の文書を出しています。



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3. イエローストーンカルデラ – ワイオミング州, アメリカ

(image..flickr.com)

 イエローストーン国立公園は、1978年に世界遺産にも登録されている、アメリカの人気観光地です。しかし、その地表から約9km下には、幅約500kmものマグマ溜まりが広がっているそうです。つまり、イエローストーン国立公園は、世界最大級の超巨大火山の上にあるのです。このような火山が噴火すれば、地球全体に影響を与えかねないと考えられます。

 イエローストーンの噴火は、210万年前・130万年前・64万年前と、約60~80万年周期で起きており、前回から既に64万年経っているので、周期的に考えるといつ噴火が起こってもおかしくありません。

2. クンブレ・ビエハ火山 – カナリア諸島, スペイン

(image..commons.wikimedia.org)

 150年以内に起こるとされる、ラ・パルマ島の南に位置するクンブレ・ビエハ火山の噴火が起これば、西側の尾根は約24kmにわたって崩れて、約500㎦もの土砂が大西洋に流れ落ちるかもしれません。

 クンブレ・ビエハ火山があるカナリア諸島は、北アフリカ北西部に位置するモロッコの西の大西洋上にあります。尾根の崩落によって起きる巨大な津波は、カナリア諸島を飲み込み、アフリカ大陸、アメリカ大陸に、イギリスやスペイン・ポルトガルに到達するでしょう。津波は時速800kmほどで進み、モロッコを襲う波の高さは100mにもなると予想されます。

 2001年にカリフォルニア大学のスティーブン・N・ワードさんがユニヴァーシティー・カレッジ・ロンドンのサイモン・デイさんと共に発表した論文に拠ると、1949年の噴火で、クンブレ・ビエハの西側の尾根に亀裂が入ったそうです。これは尾根崩落の前兆ではないかと言われています。



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1. 姶良カルデラ– 九州, 日本

(image..commons.wikimedia.org)

 姶良カルデラは聞き覚えが無いかもしれませんが、桜島ならばニュース等で聞いたことがあるはずです。実は、桜島は、水面下の巨大噴火口である姶良カルデラの、海面から突き出した一部なのです。

 姶良カルデラは、鹿児島湾を囲む直径約20kmの火山の活動によってできた大きな凹地のことで、桜島だけでなく若尊も含まれます。

 2014年に発表された研究に拠ると、今から2万8千年前に起こった姶良カルデラ噴火と同規模の噴火が起こったら、高温の火砕流が2時間以内に、700万人もの人口域を埋め尽くすと予測されています。また、火山灰によって交通・ライフラインが停止し、北海道民を除く1億2千万人に、生命にかかわる大きな影響が及ぶと考えられます。

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  1. 富士山については頭にあったけど、 姶良カルデラは知らなかった。
    恐ろしい話だが私達にはどうすることも出来ない。

  2. 火山噴火で世界は終わったりしないよ。俺ら人間が世界中に満ち満ちてるのが過去の噴火を余裕で生き延びた証拠だろ

  3. 阿蘇山は?
    火砕流が山口県中部まで達し火山灰は北海道で15センチも積もったと言うね

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